黒門市場に現れたバーボンストリート

昨夜は久しぶりに、深夜まで呑んで、演奏した。
メンツは、DJ Pocky、ギターのRyosuke Takada、ストリートドラムのRyu。場所は道頓堀の老舗肉料理店のシャッター前。まじでずっとコードレスなバンドばっかりやってるからギターのRhosuke君の力で人だかりできるわできるわ。

DrumRyu君:、普通のライブやん! 
私:え、じゃあ今まで僕ら何やってたん?

と思ったのも束の間 The police comin 
いつもの流れだとここからYAKISOBA BABY aka 角打ち”かね正”で賑やかに〆るなんてルーティンに最近なってたけど今日はRyosuke君の提案で、静まり返った黒門市場へ。目的地は、佐世保出身のマスターがやってるアメリカンダイナー。ちょっと前までは近所に住んでたから、場所としてはめっちゃ馴染みがあったけど、夜中までハンバーガーとラムコーク頼める店が当時からあったら今頃ダイエットどころの騒ぎじゃないかもね。

ほんとにこの辺はよく歩いた。時に裸足で。フラフラ漫画喫茶行って鍵落として千日前アムザに駆け込んだりもした。ドンキで着替え買って次の日のバンドのライブに臨んだ。日本橋は何かと記憶のフックが多い。商店街の海鮮の匂い、やたらと入れ替わるドラッグストアの看板、定期的に現れる「いつ開店したのか記憶にない閉店セールの店。全部が混ざって、当時の自分の一部だ。

この日は、Real police cominだったから、動画の“撮れ高”が少なめ。
マスターにお願いして、急きょ撮影目的の店内ライブを決行。

演奏を始めると、音に人が集まりお店を覗き込んでくる人がチラホラ。そんなこと今までしたことなかったけど、サックスから口外してCome inコール。店内はちょっとしたバーボンストリート状態に。…そんなに大勢来たわけじゃないけど、サウンドもバイブスも、夜中のハンバーガーも、全部いい感じすぎる夜になった。

ニューオーリンズの歓楽街、バーボンストリート。ドアが開けっ放しのバーがずらっと並んで、ジャンルも人種も雑多な音楽が同時多発的に流れてくる。でかい試験管みたいな容器に入った謎の酒を飲まされる。
僕は匂い的にもサウンド的にも、メイン通りよりちょっと外れたフレンチメンストリートの方が好きだったけど。

そんなこと強烈に感じたのはこの場所のギュウギュウに詰め込まれたアメリカの匂い、路面店のうえに、木造の防音ゆるーい鳴りの空気感から生まれるサウンド。そして
1度だけ一緒にライブをした現地の同い年だったトランペッターの話をライブ前にしたからだろうな。

ここまで書いて、つくづく自分、アメリカに取り憑かれとるなと思った。
そんな音と味と時間もらえる格好いいお店です。

「Cherry Poppin Duddy」

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